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「あなたになら言える秘密のこと」

B000S0FDQIあなたになら言える秘密のこと
サラ・ポーリー, イザベル・コイシェ, ティム・ロビンズ, ジュリー・クリスティ
松竹 2007-08-24

by G-Tools

海上にある休止した油田掘削所という一見無機質な、
世間と隔絶された場所で静かに再生する心の物語。

ハンナの秘密は最後の方まで明かされないので
一度目は彼女の心の傷を漠然と感じることしかできなかったんですが、
二度目に見るともうだめ。ハンナの行動がいちいち切ない。
ジョゼフが残した料理を階段でバクバク食べちゃうシーンとか。
少しずつ少しずつ掘削所のメンバーと心を通わせていくシーンとか。

人によって傷つけられた心は人によって癒されなくちゃならないんだろうと思う。
いくら長い時間をかけても、ハンナの荷物は一人で背負っていくには重すぎる。
そんなハンナと一緒に生きようと言うジョゼフは、彼自身もまた心に傷があって、
彼女を全部受け止めてくれるようなタフな男では、決してない。
それでも一緒に泣いたり、笑ったり、苦しんだりして
二人で人生をかみしめながら生きていってくれる。
ハンナも多分この人となら信じ合えるだろう、と思わせる男でした。
ティム・ロビンスが素晴らしくハマリ役。

「いつか、それは今日じゃなくて、明日でもないけど。
 いつか突然、私は泣き出して誰にも止められなくなる。
 部屋を涙の海にして、あなたを引き入れて
 二人して溺れ死ぬわ」

「泳ぎ方を覚える。誓うよ」

二人の秘密を知った後でのこの台詞は、しみます。

原題:The Secret Life of Words
製作:2005年
監督:イザベル・コイシェ
出演(声優):
[ハンナ]サラ・ポーリー(甲斐田裕子)
[ジョゼフ]ティム・ロビンス(堀内賢雄)
[サイモン]ハビエル・カマラ(佐久田修)
[シュルツァー]スティーヴン・マッキントッシュ(横堀悦夫)
[インゲ]ジュリー・クリスティ(北条文栄)

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