「あなたになら言える秘密のこと」

B000S0FDQIあなたになら言える秘密のこと
サラ・ポーリー, イザベル・コイシェ, ティム・ロビンズ, ジュリー・クリスティ
松竹 2007-08-24

by G-Tools

海上にある休止した油田掘削所という一見無機質な、
世間と隔絶された場所で静かに再生する心の物語。

ハンナの秘密は最後の方まで明かされないので
一度目は彼女の心の傷を漠然と感じることしかできなかったんですが、
二度目に見るともうだめ。ハンナの行動がいちいち切ない。
ジョゼフが残した料理を階段でバクバク食べちゃうシーンとか。
少しずつ少しずつ掘削所のメンバーと心を通わせていくシーンとか。

人によって傷つけられた心は人によって癒されなくちゃならないんだろうと思う。
いくら長い時間をかけても、ハンナの荷物は一人で背負っていくには重すぎる。
そんなハンナと一緒に生きようと言うジョゼフは、彼自身もまた心に傷があって、
彼女を全部受け止めてくれるようなタフな男では、決してない。
それでも一緒に泣いたり、笑ったり、苦しんだりして
二人で人生をかみしめながら生きていってくれる。
ハンナも多分この人となら信じ合えるだろう、と思わせる男でした。
ティム・ロビンスが素晴らしくハマリ役。

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「ROME」

wowowの「ROME」が面白いです。
なんて、途中から見始めたんですけども。今週最終回なんですけども。
くそう最初から録画しとけば良かったなあ。
や、単にカエサル(シーザー)の話であれば、それほど興味なかったんですが。

ダゴネットが出てるなんて聞いてないし!
ていうか主役だし!
しかもあんな大男で! 好漢で! 反則!

惜しいことしました。
でもきっとwowowさんのことだから、また一挙放送してくれるでしょう。
日本版DVDが出たら買うやもしれませぬ。

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「影なき男」

~あらすじ~
発明家ワイナントの愛人が殺され、容疑は行方不明のワイナントにかけられる。彼と旧知の元探偵ニックが捜査を依頼されるのだが、今は大金持ちの奥さんと結婚して悠々自適な毎日を送るニックはなかなか重い腰をあげない。やがて次々と殺人が起こり、事件は意外な展開を見せる…

というわけで、たまにはクラシック映画も見るのです。

原作者はハードボイルドの雄「マルタの鷹」のダシール・ハメットですが、
こちらの作風は一転して軽妙なコメディ。
この主役の元探偵ニックがかなり愉快なおっさんでして、
奥さんとのユーモア溢れるやりとりが非常に味があって面白かったです。

たとえば、容疑者の娘がニックを頼りに訪ねてくるシーン。
切羽詰まって泣き崩れる娘を抱きしめて慰めているところに
運悪く奥さんのノラが部屋に入ってくるんであります。
わわ、嵐のヨカーン!
が、ここで何か言い訳でもするのかと思いきや、ニックはおもむろに
「べーっ」と顔を伸ばして見せて、更に娘を抱きしめちゃうんですよ。
ノラもノラでわざと「イーッ」と顔をしかめて見せるんだけども全然怒っていない。
気づいて慌てる娘に「いいのよいいのよ、洗面所はあっちね」なんて
余裕のコメントをかますのであります。
くっは! この夫婦通じ合ってるよー! と惚れた瞬間w 
その他にも萌えポイント盛り沢山で、見ててニヤニヤする場面多数。
全体的な演出はやはりクラシックという感じではあるけれども
この二人のおしどり夫婦っぷりは今見ても古さを感じさせない魅力がありました。
脇役も個性的で、しかも意外に現代的なキャラ設定だったりします。
俳優陣に馴染みが無くても十分に楽しめる作品ですね。

当時も人気があったらしくいくつか続編が作られてるようなんですが、
私的にはその後の話より、二人の馴れ初めが無性に知りたい今日この頃。
探偵と大金持ちの娘がどうやって出会って結婚したんでしょうかね。
それだけで一遍作れそうで、妄想が広がります。

影なき男

原題:THE THIN MAN
製作:1934年
監督:W.S.ヴァン・ダイク
出演:
[ニック・チャールズ]ウィリアム・パウエル
[ノラ・チャールズ]マーナ・ロイ
[ドロシー・ワイナント]モーリン・オサリヴァン
[ジョン・ギルド警部]ナット・ペンドルトン

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「銀河ヒッチハイク・ガイド」

多分好みのタイプ…と思いつつ何のかんのと見ずにいた映画でしたが、
wowowで放送されてるのを見て、即刻DVD買いを決意しました。んもう大好き!
馬鹿馬鹿しい話を真面目に論じるフリして皮肉って笑いに昇華させるという、
英国ならでは、という感じのコメディです。しかもそれをSFでやっちゃう無駄な壮大さ。
ともすれば嫌みになりがちなのに、登場するキャラクターはそれぞれ魅力的だし、
時折入る解説アニメはセンスいいし、小道具は最新鋭じゃないけど可愛いしで、
全体的に愛嬌を感じさせる映画でした。いやーコメディに愛嬌は不可欠ね。

配役も絶妙で、特においしい役だったのがフォード役のモス・デフ。
ミニミニ大作戦でもいい味出してましたね。
飄々としてて、どこか知的でとぼけてて、コミカルな演技も自然。
しかもスタイルいいし。得だよなあ。とか思ってたら、DVDのコメンタリーで
監督や共演者から「モス・デフは存在自体がズルイ」みたいな
羨ましがられ方をしてて思わず笑っちゃいました。さもあらん。

銀河大統領なサム・ロックウェルもいい感じでした。
原作でのゼイフォードは、どことなく謎めいた馬鹿、という感じで
映画でそれが薄まってたこと自体は寂しいんですが、こうなんていうか
突き抜けて華々しい馬鹿に徹してたのが逆に良かった。
価値観転換銃でトリリアンの思想が乗り移って地団駄踏む演技に
あ、なんかいいひと、という印象を植え付けられました(なぜだ)。

ちなみに映画の中で閉じる度にため息をつくドア、てのが出てきますが、
うちの事務所にも印刷する度にそっくりな音を立てて紙を排出する
プリンタがありまして、なんだか他人事とは思えなくなりました。
(「あ~ぁ」って言うの! いやホントに!)
しばらく鬱プリンタと呼んで楽しみます。ていうか早く修理出そうよ。

銀河ヒッチハイク・ガイド
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2006/03/17)

原題:THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY
製作:2005年
監督:ガース・ジェニングス
出演(声優):
[アーサー・デント]マーティン・フリーマン(中村大樹)
[フォード]モス・デフ(高瀬右光)
[ゼイフォード]サム・ロックウェル(山路和弘)
[トリシア]ズーイー・デシャネル(甲斐田裕子)
[ロントック]アンナ・チャンセラー(唐沢潤)
[マーヴィン]ウォーウィック・デイビス
[マーヴィン(声)]アラン・リックマン(鈴木清信)
[ディープ・ソート(声)]ヘレン・ミレン(池田昌子)
[スラーティバートファースト]ビル・ナイ(青野武)
[ハーマ・カヴーラ]ジョン・マルコヴィッチ(内田直哉)
[ナレーター]スティーヴン・フライ(屋良有作)
字幕翻訳:石田泰子

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「007/カジノ・ロワイヤル」

12月に入ってからこっち、仕事やら私事やら何かと忙しくて
wowowすらまともに観られない日が続いております。
しかしさすがに禁断症状というか、無性に映画が観たくなったので
突発的に行ってきました、ダニエル・クレイグの007。

評判どおり非常にアグレッシブで熱い男でございました。
劇中でヒロインのヴェスパーちゃんも指摘してたとおり、下町のガキ大将が
いい学校へ入って知性と品性を身につけて大人になったけども、
野心を内に沸々と秘めてます、みたいな。
またそのキャラクターがダニエル・クレイグの風貌によく合ってるんだこれが。
はい、ぶっちゃけかなり好みでした。土くさい男…たまらん!
「ジャケット」でのイカれたおっさんと同一人物とはとても思えませんね。
つくづく俳優って凄いわ。

ストーリー自体はポーカー勝負(と拷問シーンw)とヒロインとの恋とがメインで、
敵との派手な直接対決が無い分、あっさりというか無難な印象でしたが
ヤマカシみたいな冒頭のアクションシーンとか、ヴェニスの建物崩壊シーンとか、
007になりたてなボンドの失敗ぷりとか、見所はたくさんあって面白かったです。
007も初めは女より仕事、だった頃があったんですねえ。
なんたって据え膳食わないんですよ(@最初の人妻)w

あと、テーマ曲になってる Chris Cornell の“You Know My Name”。
映画観る前から気に入ってて、よく聴いてたんですが、
たまたまPV(youtube)を見たら、なかなか出来が良くてですね、
まんま映画の予告編という感じなので、まだ観に行くの迷ってる方は
ちょいと覗いてみては如何でしょうか。
(実際の映画のOPタイトルも格好良いです!)

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「インサイド・マン」

~あらすじ~ (公式サイトより)
マンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。
頭脳明晰な犯人グループのリーダーは
人質全員に自分たちと同じ格好をさせるという陽動作戦をとり、
やがて神経をすり減らすような心理戦が繰り広げられていく。
ところが計算し尽くされているこの計画には、
信じられないような衝撃的結末が用意されているのだった…。

あちこちで言われてるとおり、衝撃的な結末、てのは確かに言いすぎ。
でも、最後までほどよい緊張感で見飽きず肩も凝らず、で
娯楽映画としてかなり楽しめました。
謎の解明云々よりも、登場人物たちの皮肉めいた会話から窺い知れる
“大都会で生きる人間のしたたかさ”が印象的で面白かったです。

デンゼル・ワシントンの俗っぽいちょい悪刑事も
ジョディ・フォスターの悪徳弁護士っぷりもそれぞれハマってたし、
相変わらずもっさりムッツリなクライヴ・オーウェンも
何考えてんだかわからない頭脳犯役がぴったり。
キーマンであるクリストファー・プラマーも含めて
俳優が知性派揃いで、正に眼福なキャスティングでした。

インサイド・マン
インサイド・マン
posted with amazlet on 06.10.15
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2006/10/12)

原題:INSIDE MAN
製作:2006年
監督:スパイク・リー
出演(声優):
[フレイジャー]デンゼル・ワシントン(山路和弘)
[マデリーン]ジョディ・フォスター(勝生真沙子)
[ダルトン]クライヴ・オーウェン(大塚明夫)
[ミッチェル]キウェテル・イジョフォー(東地宏樹)
[ダリウス]ウィレム・デフォー
[ケイス]クリストファー・プラマー

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「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

~DVDあらすじより~
トム・ストールと妻エディは、2人の子供たちと静かで幸せな生活を送っていた。 ある夜、トムが経営するダイナーに2人組の強盗が押し入る。 一瞬の隙をつき、銃を奪い取ったトムは強盗を射殺。 一夜にして町のヒーローとなった。 数日後、トムを訪ねてフォガティと名乗る男がやってきた。 彼はトムを“ジョーイ”と呼び、その日から執拗に追い回す。 ついに家族に危険が迫った時、トムの血塗られた過去が明らかになっていく…。

最近は痛々しい事件が多すぎて、映画やドラマでのバイオレンスシーンを
以前ほど単純に観られなくなって複雑な思いをすることが多いんですが、
この映画は暴力をおぞましいもの、と割り切って撮っているので
クローネンバーグのあの妙にこだわりのあるグロ表現も、
気持ち悪いんだけど逆にある意味納得できるというか、
興味深く観られて面白かったです。

ただ、96分という短さのせいか原作がそういう作りなのか
どうしても底の浅い印象が残るのは否めなかったですね(特に後半)。
でも言いたいことは伝わったし、想像の余地を残すラストも良かったので
ここはあえてB級ものとしてお勧め。

どちらにしろヴィゴとエド・ハリスが同じ画面で見られるってだけで
私にはもう充分おつりの出る映画ですよ。
ヴィゴがもう素晴らしいったら。特にエド扮するフォガティとの対峙シーン。
それまでの小市民的な顔からほんの微かに表情を変化させるあの緊張感。
ヴィゴでなきゃここまで評価されてないよねこの映画(きっぱり)。


原題:A HISTORY OF VIOLENCE
製作:2005年
監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
出演(声優):
[トム・ストール]ヴィゴ・モーテンセン(木下浩之)
[エディ]マリア・ベロ(唐沢 潤)
[フォガティ]エド・ハリス(土師孝也)
[リッチー]ウィリアム・ハート(麦人)
字幕翻訳:風間綾平

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「パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト」

実は先週からそーっと夏休みをとっておりました。
ほんの数日だったけど、心身ともにリフレッシュしましたよ。
泳いだり走ったり食べたり飲んだりで超健全!超満喫!んもー楽しかった!
おかげで久しぶりの仕事が辛いこと辛いことw

で、その休み中に海賊も見てきました。
もー、期待を裏切らない面白さでした。
ていうかエンタテイメントっぷりがすごい徹底してて驚いたというのが正しいかw
デップ氏はじめキャストが1にも増して元気によく動いてましたね。
ノリントンもあんなおすまし提督だったのにすっかりワイルドになっちゃって…。
所々、単なるドタバタになってるとこもありましたけど、
ああも勢いで押し切られちゃうともうあんまり気にならないです。
あ、なんか夏休み映画ってこんな感じー、とアホ笑いしながら楽しめました。
でも、でも、

続くのかよ!(三村風)

いや、3作目があることは知ってたけど全部1話完結だと思い込んでました…
これから見る人はお気をつけなすって。

それにしてもビル・ナイ良かったわ~。ええあの蛸船長。
目しか表情を読み取る術はないのですが、その目がいいの!
元々は恋に破れた水夫なんだよ…切ない…切ないぜ船長!
3作目でそのお相手が出てきたりするのかしら。わー出てほしいなあ。
でもビル・ナイの相手ともなるとキャスティング難しそうです。
すごい若い子だったりしたらまた面白いかも。
あとフジツボ父さんも若干顔色悪かったけど素敵でした。
オーリと並んで立ったときのあの身長ったら!
あの人ほんと地味に上背あるんですよねえ。
ガタイがいいというのも一種、華でありますよ。
でもこれにジョナサン・プライス、さらに前作の某氏も加わると
3作目はこっそりオヤジ天国てことになりはしませんか…(あ涎が)
早いとこ続編公開してくれるといいな。

原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN:DEAD MAN'S CHEST
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作:2006年
出演:
[ジャック・スパロウ]ジョニー・デップ
[ウィル・ターナー]オーランド・ブルーム
[エリザベス]キーラ・ナイトレイ
[ビル・ターナー]ステラン・スカルスゲールド
[デイヴィ・ジョーンズ]ビル・ナイ
[ノリントン]ジャック・ダヴェンポート
[ベケット卿]トム・ホランダー
[スワン提督]ジョナサン・プライス
字幕翻訳:戸田奈津子

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「プライドと偏見」

最初はやっぱりドラマ版に比べると見劣りしちゃうんだろうなあ、と
恐る恐るの感で見始めたんですが、見終わった後は、
なんだよー良くできてるじゃん!といい意味で予想を裏切られた作品でした。

主役二人の恋に極力焦点を絞って、エピソードは必要最小限。
リジーの家族であるベネット家が、田舎の、けして上品ではないけど
あったかい雰囲気に描かれていたりして、原作に忠実だったドラマ版より、
もっと観る人が共感しやすい形に仕上がってたように思います。
全体的に若々しいキャストも脚本にぴったり合ってたし、
ベテラン陣も締めるとこきっちり締めていて、配役的にも満足でした。

中でも一番気になってたMr.ダーシー。
コリン・ファース版ダーシーのあくまで動じない毅然とした態度に比べて、
マシュー・マクファディンはこう、ダーシーの傲慢さより
不器用さを上手く醸し出してるところにすごく好感が持てました。
リジーにやりこめられて心なしシューンと凹む表情とか、
告白しようとして挙動不審になっちゃってるとことか、もうむっちゃ可愛いです。
雨の東屋のシーンなんてアナタ、結構激しい口論してるのに
私には彼が雨に濡れた子犬にしか見えませんでした。
マシュー・マクファディン、オススメですよ。レッツ出演作漁り!

あと、この映画で特筆すべきはやはり景色の美しさ。
あんな綺麗な風景やお屋敷をよく見つけてくるもんですね!
しかも全部英国内でのロケでしょ? 狭い国なのに…恐るべき奥深さよ英国。
もし旅行に行く機会があったら、ペンバリーのモデルであるチャッツワース邸の
あの素ん晴らしい彫刻室を是非とも拝ませていただきたいものです。

しかし惜しむらくはDVDの仕様。
特に日本語字幕が…最初の方、タイミングが合ってなかったり、
セリフはたっぷりあるのに略しすぎて説明不足になってたり、
明らかに誤植でしょというような所があって結構気になりました。
いい出来なのに、こんなトコで損しちゃ勿体ないっつの。

プライドと偏見
プライドと偏見
posted with amazlet on 06.07.02
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2006/06/23)

原題:PRIDE & PREJUDICE
製作:2005年
監督:ジョー・ライト
出演(声優):
[エリザベス]キーラ・ナイトレイ(弓場沙織)
[ダーシー]マシュー・マクファディン(東地宏樹)
[ベネット氏]ドナルド・サザーランド(家弓家正)
[ベネット夫人]ブレンダ・ブレッシン(増子倭文江)
[キャサリン夫人]ジュディ・デンチ(吉野佳子)
[ジェーン]ロザムンド・パイク(水町レイコ)
[ウィッカム]ルパート・フレンド(内田夕夜)

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「ランド・オブ・プレンティ」

DVD化を待ってた甲斐あって、すごく良かったです。
「何かを批判する時はその対象となるものへの愛情が必要だと思う」
というヴェンダース監督の言葉に素直に共感できる映画でした。

声高に説教をたれるのではなく、ひたすら淡々と、わかりやすく、
今のアメリカの異常さ・違和感をひとつの物語として描いてます。
しかし彼の国は考えれば考えるほど大変な所だぁ…
その内側にいながらこういう話を創れることがすごいと思うし、
逆に内側にいるからこそこういう温かい視点で描けるんだろうとも思えますね。

奇異ともとれる行動でもって孤立感を深めていたポールが
ラナと一緒に過ごすことによって癒されていくのを見るにつけ、
人との繋がりってホント大事だよなあ、とつくづく感じ入ったことでした。

若くて素朴で美しいミシェル・ウィリアムズが素晴らしかったです。
超おすすめ。

ランド・オブ・プレンティ
角川エンタテインメント (2006/05/12)

原題:LAND OF PLENTY
製作:2004年
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演(声優):
[ラナ]ミシェル・ウィリアムズ(高橋理恵子)
[ポール]ジョン・ディール(佐々木勝彦)
[ジミー]リチャード・エドソン(斎藤志郎)
[ヘンリー]ウェンデル・ピアース(立木文彦)
[シャーマン]バート・ヤング
字幕翻訳:松浦美奈

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