豆スープ

えんどう豆をいただいた。春ですねえ。
煮物にするか豆ごはんにするかでしばし悩んで、
唐突に豆スープが食べたくなったので、食す。

で何ゆえに豆スープかというと、えんどう見てるうちに
懐かしい絵本を思い出したからなんですねー。

4577022656ガンバリルおじさんのまめスープ
やなせ たかし
フレーベル館 2001-10

by G-Tools

これ、小さい頃好きだったんです。内容はほとんど覚えてないけど。
おじいさんの作る豆スープが子供心にひたすら美味そうで美味そうで。
そうだ、あの時ハハに作ってくれと頼んだら、煮豆が出てきたんだよ…
あの頃は洋風スープなんてものに縁のない家庭でしたのでね。

関係ないけど自分の中では絵本の題名は「おじいさんの豆スープ」でした。
記憶てのは結構あいまいなもんです。

ちなみに芸のない簡単豆ポタージュ、作り方は以下に。

続きを読む "豆スープ"

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「月館の殺人」

月館の殺人 下
佐々木 倫子漫画 / 綾辻 行人原作
小学館 (2006.7)

上巻読んだのいつだっけ…ともかくようやく下巻を拝めて気持ち的にはスッキリです。
やっぱりミステリの続きものは一緒に買わないと精神衛生上良くないわー。

えーと、実は綾辻さんの本は1冊も読んだことがないもので、上巻を読んだ限りでは
いつもの佐々木倫子節で「実は誰も死んでなかったんだよーん♪」なんてオチを
密かに期待していたのですが、終わってみれば至極まっとうなミステリで
意外といえば意外な感じがしました。

でも真犯人の人は怖かったですねー。
無表情というかむしろ無邪気な表情が逆に異常さを増幅させてて、
背中がゾクゾクきました。すっとぼけた絵だから余計にねぇ…。
なので私の中では(特に下巻は)ミステリというよりホラーな要素が印象強いかな。
夏に読むにはちょうど良かったです。

どっちかというと謎自体に新鮮味はないので、ちゃんとしたミステリとして読むと
あんまり面白くないと思う…んですが、とにかく“テツ”なキャラクター達の奇抜さが
楽しかったし結構勉強になりました。(実生活であんまり役には立たんけども)
テツかぁ…世の中いろんな人がいるもんです。

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「ダ・ヴィンチ・コード」

ダ・ヴィンチ・コード 上
ダン・ブラウン〔著〕 / 越前 敏弥訳
角川書店 (2006.3)
ISBN : 4042955037

お昼休みに少しずつ、のペースでこの度やっと読了。
やー、蘊蓄たっぷりでありながら、娯楽として肩肘張らずに楽しめました。
黄金律やら言葉遊びの暗号やら色々勉強になることが多かったですが、
中でもやっぱりマグダラのあの人に関する解釈が面白かったな。
なんか、うーん確かにそうかも→それでいいじゃん→オッケ採用、
みたいな気にさせちゃうところがすごいです。
まあ宗教をよくて人生ガイド的にしか捉えてない私のような者とは違って、
信じてる人にはなかなか受け入れ難いところもあったりするんでしょうが。

しかしなるほどこりゃ映画化にはぴったりの素材ですね。
で、あの人達がこの人達に扮する訳ですか。むふふふふ。
何を置いても、サーがサーを演じておられるのが楽しみでなりません。
教授との掛け合い部分は思い切り茶目っ気たっぷりに見せてくれると良い。
もちろん某司教と某修道僧の描かれ方にも注目したいです。

あーそれにしても無性にルーブルに行ってみたくなる本ですね。困るわ。

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「300」原作

年始に調子こいてサイトの模様替えをしたはいいものの、
そのまま風邪ひいてダウンしてました。はははのは。はぁ……
気づけばとっくに松の内も終わってましたね。

というわけで、皆さま寒中お見舞い申し上げますw
今年はなるべく風邪ひかないように頑張ります。

300

年末に届いた「300」の原作は想像してたのより大きくて驚愕。
隣にあるのが「おお振り」のコミックスなんですけど
横に3冊くらい並びそうな感じ。置き場所に非常に困るサイズです。
しかし中身はそれ以上に驚愕。濃いぃ……。
映画のメイキング映像なんて、抑え気味な方でした。
マッパに比べりゃ革パンツなんて可愛らしいもんだよ……!
いや、服のことばかり言っちゃいかんなw
ええと内容は「炎の門」とはだいぶ設定が違うんですね。
あくまでペルシアとの戦いのみにぎゅっと凝縮した感じ。
異形の輩が出てくるあたりは、さすがアメコミだな、と。

しかしこれによるとデヴィッド・ウェナム氏はなかなか美味しい役どころみたい。
どうもあの顔に筋肉ってのが未だに想像できないんですが。
あと、映画でのペルシアのクセルクセス王の外観が非常に気になるところです。
原作どおりだったら凄いなあ。ロドリゴ君の顔にあのジャラジャラ。圧巻だわ。

全編英語とはいえ、コミックなのでなんとなくフィーリングで最後まで読めましたが、
じっくり読んだらかなり面白そうです。辞書片手に地道に頑張ります。

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「ベーオウルフ」

ベーオウルフ
ベーオウルフ
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9. 5
ローズマリ・サトクリフ著 / 井辻 朱美訳
原書房 (2002.10)

トールキンの指輪物語にも影響を与えたということで
“そういう物語がある”程度には知ってた「ベオウルフ」。
いかんせん「イリアス」で苦労したもので、叙事詩と聞いただけで
足が遠のくというか手が重いというか、どうにも腰が引けてたんですが、
映画「Beowulf and Grendel」公式ページ(英語)でのジェラルド・バトラーの
もさもさヴァイキングっぷりが素敵だったので、さくっと鞍替えw(←節操なし)
日本公開を願いつつ原作を読んでみることに。
なるべく読みやすいのをと探して見つけたのがサトクリフ版。
小説になっているので苦労なく物語に入り込めました。
ギリシア神話もこの人ので読んでおけば良かった……! と思うほどに。

ストーリーは大きく二つに分かれていて、ベーオウルフが一方は若き英雄として、
もう一方はその50年後に老いた英雄として怪物退治をする、というもの。
とにかくこのベーオウルフが高潔で強く思慮深く友誼にも厚い、と
ものっそいい男です。出来杉くんです。
しかもユーモアのセンスもありそうな雰囲気だし、
おそらく男が惚れる男って、こんな感じではないかと。
あと、登場人物に指輪物語のキャラクターを彷彿とさせる部分があったりして
(セオデンとか蛇の舌とか。グレンデルはゴラムか?)
やはり原点なんだなあ、とそちら方面でも楽しめました。

前述の映画の公式ページには、アイスランドでの美しいロケ写真がアップされてて
北欧神話の雰囲気をつかむのにお薦めです。
余談ですがこれとは別にロバート・ゼメキス監督の「ベオウルフ」てのも
2007年公開予定でこれから撮影されるようです。
ベオウルフ役がレイ・ウィンストンてところを見ると、
かなり毛色の違うものになるんではなかろうかと予想。
しかもグレンデルがクリスピン・グローバーなので、
そちらも違う意味で期待したいですw

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「あみねこのいる生活」

お昼休みに散歩がてら本屋さんへ。
タイトルに惹かれて手に取り、2、3ページめくって惚れました
ほぼ“あみぐるみ”写真集なんですが、ねこやまさんの作る
どこか脱力感のある世界が、ほんわかと優しい気持ちにさせてくれます。
何よりあみねこ達の表情やらポーズがもうめためたに可愛い~!(≧▽≦)
ねこが、正座、正座してんのよぅぅぅ!

あみぐるみがこんな魅力的なものだったとは。
私も作ってぜひとも写真撮りたいです。
編み物って苦手分野なんだけど、かぎ針なら何とかなるかなあ。
暑さが和らいだら毛糸買いに行かなくちゃ。

ねこやまさんのサイト web MITE:猫の写真とあみぐるみ

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「影のオンブリア」

影のオンブリア(ハヤカワ文庫 FT 382)
パトリシア・A.マキリップ著・井辻朱美訳

出版社 早川書房
発売日 2005.03
価格  ¥ 798(¥ 760)
ISBN  4150203822

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マキリップの新作だー! とウキウキしながら買ってきて、
ふと、何年ぶりの新作ってことになるのかと考えてみたら、
この本の前に翻訳されたのが1988年出版の「ムーンドリーム」(未読)だから、
実に17年ぶりってことになるんですか……
つくづくマキリップ作品って翻訳されてないんですねえ。
本屋で普通に買えるのも「妖女サイベルの呼び声」くらいだし。
そう言えば「竪琴」シリーズも遥か昔に「星を帯びし者」だけ読んで
宙ぶらりんのままだった(^_^;) これを機に復刊されたら良いのですが。
ということで、とりあえず復刊ドットコムにも投票してきました。

さて本作。
久しぶりに想像力をフル回転させて読む楽しさを味わいました。
読み応えのある文章が、いい具合に頭に気合を入れてくれるというか。
最近、忙しさにかまけて軽い本しか読んでなかったからなあ。
あ、かといって難解という訳では全然ありませんのであしからず。
ただ、感情移入すべき登場人物が誰かという点で
ちょっと戸惑ってしまったかな。特にマグが微妙。
うーむ、読み込みが足りないんだろうか。
(読み返すのが楽しい作家さんなので苦にはならないですがw)
もし続編があるなら、できればフェイ関連でお願いしたいです。

ちなみに訳者あとがきによると、麗しい表紙絵のイラストレーター
Kinuko Y. Craftさんは日本出身の方だそうで、
公式サイトでは幻想的な作品がたくさん見られます。
(関係ないですがBiographyの“Wolfgang III”くんがめためたに可愛い♪)

公式サイト(英語)
 Kinuko Y. Craft Arts

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「雲を殺した男」

雲を殺した男(Eyesコミックス)
今市子

出版社 ホーム社
発売日 2005.02
価格  ¥ 750(¥ 714)
ISBN  4834261727

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書店に出ていれば、話の内容を確かめずとも
また人様のレビューを気にせずとも安心して買える今市子氏。
今回も前作の「岸辺の唄」を知らずに買ったのですが、
4話すべて読み切りなので問題なし。
期待どおり、ノスタルジックな怖さとほのぼのした笑いとが
絶妙に絡みあって面白かったです。
しかしいつもながらどうしてこうも一話一話凝縮されたものを
次々と思いつくことができるんだろうなあ。敬服。

4話目の「赤い旗」は、こないだレビューでも書いた
泉鏡花の話をなんとなく彷彿とさせる気がしました。
ラストのなんともドライでほろ苦い余韻がいいです。

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「雀の手帖」

雀の手帖(新潮文庫)
幸田文著

出版社 新潮社
発売日 1997.11
価格  ¥ 420(¥ 400)
ISBN  4101116091

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昭和34年、西日本新聞に百日連載されたエッセイ。
連載期間が1月から5月までなので、今の時期に丁度いいな、と
お昼休みに少しずつ読み進めて、最近ようやく読了。

もう最初の1行目からその巧さに引き込まれました。
昔ならではの言い回しが新鮮、というのもあるんだろうけど、
とにかく表現が豊かでふくよか。
当時の話題が今あるように活き活きと感じられるってすごい。
こういうのを読むと自分の言葉がいかに貧相であるかを
つくづくと思い知らされてしまうなあ。

幸田さんは朝のきりっと冷えた空気みたいなイメージ。
ぼけっとしてたら「しゃきっとしなさい!」って
お尻叩かれそうな感じです(^_^;)

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「鏡花夢幻」

鏡花夢幻―泉鏡花/原作より
波津 彬子 泉 鏡花
白泉社 (2000/06)
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先週wowowで放送されてた三池崇史演出の「夜叉ヶ池」、
ビデオに録ってたのをようやく見たんですが、
いまいちしっとり感が欠けててがっくり。
主役3人が、あの幽玄感を醸し出すにはまだ青すぎますやね。
愉快な眷族とあさましげな村人を演じ分ける脇役陣の趣向とか
結構面白かっただけに残念でした。

で、泉鏡花なら断然こっちだろう、と波津さんで口直し。
お人形のような冷たい感じの絵柄が、鏡花の雰囲気とぴったりです。
単なる無機質とも違う、うーん清冽とでもいうか。
「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」と戯曲3部作が載ってますが、
一番好きなのは「海神別荘」かな。和風ファンタジー!という感じで。
「夜叉ヶ池」の白雪さんの恋も可愛らしくて切なくて良いです。
どの作品でも人間そっちのけで人外の者が活き活きしてますね。
かなり忠実に描かれてるので、原作を知らなくても楽しめると思います。
あの独特の喋り方も、読んでいくうちに馴染んで心地よくなってくるから不思議。

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